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こんにちは。神谷町駅から徒歩4分、御成門駅から徒歩3分の愛宕グリーンデンタルサロンです。
歯科医院を訪れる患者さんの中には、「親知らずが生えてきたけれど、このまま放っておいても大丈夫なのか、それとも抜いたほうがいいのか」と迷っている方がよくいらっしゃいます。親知らず(智歯)は、他の歯と違って磨きにくい位置に生えたり、半分だけ歯ぐきから出たりし、汚れが溜まり何かとトラブルを起こしがちです。
とはいえ、必ずしも全員が親知らずを抜く必要があるわけではありません。そこで今回は、親知らずに関する基礎知識から、抜歯すべきケース・様子見でもよいケース、そして実際の抜歯手順やアフターケアなどを詳しく解説していきます。自分の親知らずが抜くべきなのかどうかを判断するための一助になれば幸いです。
目次
親知らずは正式には「第三大臼歯」「智歯(ちし)」などと呼ばれ、永久歯の中でも最後に生えてくる歯です。一般的に10代後半から20代前半にかけて顔を出しはじめることが多いのですが、個人差が大きく、まったく生えてこない方や30歳を過ぎてから生えてくる方もいます。
親知らずの位置と役割
すべての親知らずを一律に抜く必要があるわけではありません。むしろ、状態が良ければ、残しておいたほうがいいケースもあります。では、どのようなケースで抜歯が推奨されるのでしょうか。
抜いたほうがよいケース
抜かなくてもよいケース
適切な位置にまっすぐ生えているなら問題にならないことも多いですが、トラブルを起こす親知らずは以下のようなリスクを招きやすいです。
4-1. カウンセリングと検査
まずは歯科医院でレントゲンやCT撮影を行い、親知らずの生え方や周囲の骨・神経との位置関係を確認します。抜歯リスクが高い場合は、口腔外科を紹介されることもあります。
4-2. 抜歯当日の流れ
4-3. 術後の注意点
5-1. 腫れや痛みへの対処
抜歯した部分は1~2日程度、腫れることがあります。冷やしすぎは逆効果の場合もあるため、やりすぎに注意しながら、適度にアイシングするのがポイントです。痛み止めが効いていれば痛みは和らぐことが多いですが、あまりに強い痛みが続いたり、発熱などの症状があれば歯科医院に連絡しましょう。
5-2. 食事や口腔ケア
Q1. まっすぐ生えている親知らずは本当に抜かなくていいの?
A1. まっすぐ生えていて清掃も十分に行えるなら、無理に抜く必要はありません。ただ、メンテナンス不足だとむし歯や歯周病のリスクが上がるため、定期的なクリーニングが欠かせません。
Q2. 親知らずを抜いたら小顔になるって本当?
A2. あごの骨格に大きな変化が生じるわけではないので、抜歯しても劇的に小顔になることはありません。ただし、歯ぐきに炎症があり、頬のあたりが腫れぼったくなっていた場合、炎症が治まることでフェイスラインがすっきり見えるケースはあります。
Q3. 抜歯後の痛みはどのくらい続きますか?
A3. 個人差はありますが、通常は数日から1週間程度で落ち着くことが多いです。処方された痛み止めと安静にすることでコントロールできる場合がほとんどです。
親知らずの抜歯は、症状や生え方次第で大きな違いがあるため、一概に「絶対に抜くべき」「抜かないほうがいい」とは言い切れません。大切なのは、自分の親知らずがどんな状態で、どの程度リスクがあるのかを正確に知ることです。以下のポイントを押さえておきましょう。
親知らずがもたらすトラブルを放置しておくと、隣の歯までむし歯になったり、大きな炎症を起こしたりする恐れがあります。もし親知らずに違和感を覚えたり、不安を感じた場合は、無理せず歯科医院へ足を運んでください。愛宕グリーンデンタルサロンでも、患者さんの口腔内をしっかり診断し、最適なアドバイスをいたしますので、ご安心ください。